「ふふ、お嬢さん、好い加減に目を覚ますんだ。」頬をたたかれる感触に目を覚まし
かけた珠子の耳に、どこかで聞いたようないやらしい声が飛び込んでくる。しかしまだ
完全に覚めきっていない珠子はぼんやりと今まで起こったことを思い出していた。そし
て自分が妖虫赤サソリの魔の手から逃れようとして、かえって彼らの罠に落ちてしまっ
たこと、そして八幡の薮しらずで散々恐ろしい思いをさせられたあげく、今の世に聞い
たこともない磔にされようとして意識を失ったこと、などを次々に思い出す。そしてう
っすらと兄の守の声や人々の立ち騒ぐ声などを聞いたことなども…。
「へへっ、お嬢さん、さっきはとんでもない邪魔が入って申し訳ないことをしたな。
そのかわり今度はここで思い切り楽しい思いをさせてやるからな。」はっきりと意識を
取り戻して目を開いた珠子は、いきなり目の前であの偽探偵が頬をたたきながら、面白
そうにしゃべっている様が目に飛び込んでくる。あれは夢ではなかったのだ。自分には
やはりこの悪魔たちの手による、あの幽霊屋敷で殺されて解体された春川月子のような
残酷な最後が待っているのだ。珠子は悲鳴を上げて悶えようとし、そしてそのとき初め
て珠子は自分が後ろ手に縛り上げられて罪人のように天井から吊されその縄目が厳しく
肌に食い込んでいる事に気付く。そしてここが巨大なテントのような建物である事も…。
そして自分の前で十人程の男たちがいやらしい笑いを浮かべ、ただ一人その中にあの青
眼鏡、まふかにかぶった鳥打ち帽、それに濃い口ヒゲをはやしたあの主魁赤蠍だけが例
の無表情なだけに一層恐ろしい顔つきで自分の方を眺めている事も…。
「ヒイイイィーイッ…助けて…誰か助けてぇーっ、お願い…お願い助けてぇーっ…お
父さま助けてぇーっ。」珠子の口から、やっと悲痛な悲鳴がほとばしる。しかし赤蠍も
その配下たちも、目の前で芋虫のように吊されて悶える、美しい、そして哀れな獲物の
姿を楽しんでいる。セミロングにして綺麗に整えられた髪、慌てて家をでたためだろう、
女学生らしく全く化粧をしていないにもかかわらず、むしろその事により清楚で健康的
な色香に溢れた表情の美しさをさらに際立たせ、普段着の白のブラウスに濃紺のプリッ
ツスカートに、ネックレス代りに小さなロザリオをしている姿が、一層彼女の哀れさを
際立たせる。
やがて赤蠍はあのしわがれた陰惨な声で話し始める。「珠子さん、今、この男の言っ
た通りだ。さっきは素敵な磔人形にしてやるつもりだったが、お嬢さんの兄貴とねあの
三笠とか言うおいぼれがすんでの処でじゃましやがったんだ。」ああ、珠子が兄の守の
声を聞いたと思ったのは幻ではなかったのだ。救いの手は珠子の寸前までやってきてい
ながら、無情にもまた遠く去っていったのだ。うなだれる珠子の頬を涙が次々に伝う。
しかし赤蠍はそんな珠子の絶望を楽しみながら、時折、あのいやらしいギリギリという
歯軋りをまじえて話し続ける。「しかしここなら大丈夫さ。ここならお嬢さんがどんな
に泣き叫んでも誰もやってはきやしない、文字通りの地獄の一丁目なのさ。ここで一晩
たっぷり可愛がってやって、そしてさっきのお嬢さんとの約束を果たしてやるぜ。フフ、
さぞ楽しいだろうね。」赤蠍自分の言葉に酔い痴れ、いかにもうれしそうな笑い声を上
げる。「ああっ…ああ…いや…助けてぇーっ、お金なら…お金なら父が…。」「俺たち
が欲しいのはお金なんかじゃない。珠子さん、珠子さんのその美しい体そのものなのさ。
」「ああっ…そんな…どうして…そんな…。」珠子の懸命の言葉が赤蠍の言葉にさえぎ
られる。珠子は可哀想に、赤蠍の恐ろしい言葉に一層悲痛な声で泣きじゃくりのた打ち
回わる。「ふふ、死ぬのがこわいか、せつないか。それならもっと良い声で泣いて見ろ。
」しかし赤蠍はそんな珠子の姿を満足そうに眺めながら、あのいやらしい声でさらに彼
女をおびえさせ煽り立てる。
「ねぇ、早くこのお姉ちゃんを素裸にひん剥いてやろうよ。それで月子みたいにいろ
んな事をしてやろうよ。」その時、突然しわがれた何とも言い様のない不気味な声がす
る。そこに立っていたのは一人の子供だった。いや、子供ではない。それは五つか六つ
の子供の胴にべらぼうに大きな大人の頭を載せた、女の子とも何とも付かない、そう見
せ物の一寸法師そのものだった。しかし何と醜い一寸法師なのだろう。髪は銀杏返しに
ゆい赤いてがらをかけ、その下に鉢の開いた静脈の透いて見える広い額、飛びだした大
きな両眼、平べったい鼻、まっ赤な厚ぼったい唇の大きな口、しかもそれは派手なメリ
ヤスの着物を着、低能そのもののニタニタ笑いを浮かべている。「ヒイイイィーイッ。」
かってこんな醜いものを見た事のない珠子の唇から、再びかん高い悲鳴が迸る。
一方、男たちはナイフやハサミを手に、吊るされ悶え泣く哀れな令嬢に近づいていく。
もちろん珠子に彼らの意図が分からぬ訳がない。「ああっ…何を…何をなさるの、助け
てください…お願い…お願い助けて…。」珠子はおびえきって身悶え哀願する。「おい、
ちょっと待った。」しかしそんな男たちに赤蠍が声を掛ける。男たちに不満げな表情が、
珠子の顔にほっとした表情が浮かぶがそれは余りに早計だった。「一つお嬢様に自分で
裸になっていただくんだ。」「ヘェ、一体どうするんだい。」赤蠍の言葉に一寸法師は
不審げに尋ねる。「お嬢様に木馬に乗っていただくんだ。どうだ、面白そうじゃないか。
」「なるほど、お嬢ちゃんのあそこが裂けるまでいたぶるんだね。お前たち、さっさと
用意しないかい。」赤蠍の言葉に納得した一寸法師は面白そうに手下に指示するが、吊
るされた珠子は哀れにすすり泣くばかりだ。
しかし男たちはそんな珠子の両足を割裂くように広げておいて、その間に背中が鋭く
尖り、その上鋸状にぎざぎさになっている見るからに恐ろしげな三角木馬を運んで来る。
そして哀願の言葉もなくすすり泣きながらその木馬を見つめるばかりの珠子の体をいき
なり落とし、彼女の股間を木馬の背に思いきりたたきつける。「ギャアアアーアッ…ウ
ギャアアアーアッ…ああっ…ああ…痛いーっ。」その瞬間、下着とストッキングに覆わ
れただけの股間に木馬の背が減り込む、体が真っ二つに引き裂かれそうな激痛に、珠子
は全身を大きく仰け反らせ化鳥のような絶叫を迸らさせる。
そしてその全身を貫くような激痛が過ぎ去った後も、木馬を跨る珠子はやはりおぞま
しく凄まじい激痛になき叫び続けねばならない。珠子が体をのけぞらせると股関節が砕
けるような激痛が走り、前に倒せば女の最も敏感な肌からの凄まじい激痛が全身を貫く。
だからと言って凄まじい激痛は、彼女に木馬の上でじっとしておく事など許しはしない。
「ヒイイイィーイッ…降ろして…降ろしてください…あうう…ヒィッ…ギャアアーアッ
…痛い…痛いーっ。」木馬の上の珠子は無残に悶え、涙を流して泣き叫ぶ。「どうだい、
お嬢ちゃん、裸になっておくれでないか。」そんな珠子に一寸法師は面白げに尋ねるが、
おとなしく慎み深いながらも芯の強い珠子にそんな事ができる訳がない。涙を流しなが
らも、珠子ははっきりと首を左右に振り拒否の意志を示す。
「そうかい、お嬢さんはまだまだ感じないそうだ。」今度は赤蠍が木馬の上で泣き悶
えるそんな珠子の姿に満足げに言うと、配下たちに彼女の両足首に大きなポリバケツを
下げさせ、そしてその中に水を出し放しにしたゴムホースを放り込む。もちろんポリバ
ケツが水に満たされるに連れ、木馬の背はいよいよ激しく珠子の股間に食い込んでいく。
「キャアアアーアッ…ああっ…やめてください…お願いやめて…ヒィエエーエッ…許し
てぇーっ、ギャアアアーアッ…ヒャアッ…ウギャアアアーアッ…痛いーっ…体が裂ける
…痛いーっ。」「ふふ、珠子さん、まだ裸になる気にならないかい。」「いやです…ヒ
イイィーイッ…そんな事いやです…。」いよいよ無残な声で絶叫する珠子に赤蠍は楽し
くてたまらないように尋ねるが、哀れな令嬢は死に物狂いで拒否し続ける。
それでもお嬢様育ちの珠子にこんなにも激しい責めにそういつまでも耐えられるはず
がない。二つのバケツが水に満たされるころには、珠子の両足には合計40キロもの錘
が下げられたに等しい重量が掛かり、今にも股間から体が左右に引き裂かれそうな激痛
に苛まれる。しかも珠子が悶えれば悶えるほど、いよいよ残酷に木馬の背は彼女の敏感
な肌に食い込むのだ。「うああっ…ギャアアアーアッ…ギャアアッ…裸に…裸になりま
す…だから許して…ヒイイィーイッ…だからお願い…許してぇーっ。」脂汗が滲み出し、
涙と涎にまみれた美しい顔を痛々しく歪め、さらに惨めに激しく苦悶しのた打ち絶叫と
哀願を繰り返し、ついに珠子は屈服する。
しかし一寸法師はこの程度で美しい犠牲を許そうとはしない。「ふん、だったら『私
はこれからすっぽんぽんの丸裸になりますから、私の猥らな姿をご覧になってください』
って頼むんだよ。」一寸法師はこれだけ言うと木馬を乱暴に揺する。「ヒャアアアーア
ッ…キャアアッ…痛いーっ…ああう…ギャアアアーアッ…お願いやめて…痛いーっ。」
股間に木馬の背が残忍に食い込み、彼女はさらに無残にのけぞり、声を限りに絶叫する。
もちろんもう珠子に抗う気力は残っていない。「ああっ…ヒイイィーイッ…私…私はこ
れから…すっ…すっぽんぽんの丸裸になりますから、うう…私のみ…猥らな姿をご覧に
なってください…ああっ…ああ…。」そして命じられるままに嗚咽とともにそれだけ言
うと、彼女の意識はゆっくりと失われていく。
珠子が気がついた時、彼女は既に木馬から降ろされ、後ろ手に縛られた縄も解かれて
いた。「ああっ…助けて…助けてください、何でもします…だから許して…。」珠子は
激痛の残る股間を両手で抑えながら恐怖と屈辱、そしてこれから裸にならねばならない
羞恥と屈辱に踞ったまますすり泣きながら惨めに哀願する。しかし赤蠍たちは容赦はな
い。「フフ、泣いてばかりいないでさっさと裸になりな。」「そしてお嬢ちゃんは臓物
まで私達の前にさらけ出すんだよ。」「ああっ…そんな…どうして…そんな…。」赤蠍
と一寸法師の残忍な言葉に、珠子はそれでもしばらくすすり泣き躊躇っていたが、やが
て意を決してブラウスの胸のボタンを外し始める。そして美しい令嬢による無残なスト
リップに、赤蠍や一寸法師ばかりか、手下たちの目も一層激しく輝き始める。
「全部…全部脱ぎました…。」やがて座ったまま、やっとの思いで最後の下着を足首
から脱ぎ去った珠子は、床に踞ったまま両腕で乳房をしっかり抱え、腿を捩り合せ、男
たちの視線から少しでも肌を守ろうとするかのように体を精一杯丸め、そして美しい目
に涙を一杯に湛えて報告する。そんな羞恥と屈辱に震える令嬢の姿は、それはそれで哀
れで美しいが、赤蠍たちがそれで満足するはずがない。「そうかい、でもこれじゃせっ
かくのお嬢ちゃんの裸がよく見えないよ。」そんな珠子の姿を面白そうに眺める一寸法
師は残忍に言う。
「そう、ならしかたないね。」赤蠍が面白そうに言うと、手下はいきなり天井から降
りる鎖の付いた鉄枷を、そんな珠子の右足首にはめる。「ああっ…いやです…ああ…そ
んな…それだけはいや…。」早くも赤蠍の意図を察し珠子は狼狽したように哀願するが、
しかし恵は容赦なく、哀れな令嬢の体を吊り上げていく。「ヒイイィッ…あんまりです
…許して…ああっ…ああ…お願い許して、ああう…お願いいやぁっ…いやぁーっ。」右
足を吊り上げられながら、珠子は激しく身悶え哀願するが、しかし腰が、背中が、方が、
次々に床を離れ、最後にセミロングの艶やかな髪が床を離れる。
こうして片足で逆さに吊るされた珠子は、折った左足を吊られた右足に添わせ、両腕
はしっかりと乳房を覆い、惨めに泣きじゃくりながら哀願を繰り返す。「いやっ…こん
な事いやぁーっ…お願い…ああ…お願い許して、ああっ…うああっ…降ろしてください
…お願い降ろして…。」美しい顔を羞恥と苦痛に徐々に紅潮させ、珠子は死物狂いで自
分の肌を無数の残酷な視線から守りながら哀願する。右足に全体重のかかる激痛、逆さ
吊りの苦痛はもちろん凄まじい。しかし左足が力を失った時、珠子は自らの意志で、自
分の最も恥ずかしい処をこの人の皮を被った悪魔たちの残忍な視線の前にさらさねばな
らない。それは羞恥心の強い誇り高い珠子には、気の狂いそうな責め苦だった。やがて
哀れな処女の全身が蒼白になり、全身が細かく震え始める。そして一度左足が離れ始め
ると、もう珠子にはそれを留める力は残っていない。「ああ…いやぁーっ…ああっ…見
ないで…お願い見ないでください…。」悲痛な声とともに左足は右足から離れ、ついに
珠子は漆黒の少し濃い目の縮れ毛に形良く覆われた恥丘も、女のそのものの部分から排
泄口まで、残忍な無数の視線の前に余す処なくさらけ出す。
もちろん哀れな令嬢の哀願を聞く者は一人もいない。「良い処のお嬢様であらせられ
るのに、良くもこうおっ広げられるな。」「しかしそんなお嬢様の未使用のお道具だぜ。
たっぷりと拝見させて貰おうや。」覗き込む偽探偵や手下たちに嘲られ、襞の一つ一つ
まで映し取るのを感じながら、気の狂いそうな羞恥と屈辱に珠子の意識はゆっくりと遠
のいていく。同時に胸を覆っていた両腕も下に垂れ、豊かでギリシャ彫刻のように上品
な乳房も、初めて人々の前にさらされてしまう。
しかしすぐ彼女は気付薬を嗅がされて現実に引き戻される。呆然としていた珠子は、
すぐに慌てて両手で胸を覆い、右足を元に戻そうと身悶える。「ああ…ああっ…許して
ください…お願いです…見…見ないでください、うう…恥ずかしい…お願い見ないで…。
」そして一層無残に、哀れに泣きじゃくり哀願を繰り返すが容赦はない。「下の毛並み
はハート型なんだ。とっても可愛いいぜ。」「まだあまりいじくっていないね。色も奇
麗だし、肛門だって大便ひりだすとは思えないほど魅力的だよ。」残忍な悪魔達はそん
な珠子の花芯や肛門をつつきながら、さらに残酷に辱め、哀れな令嬢はもう両手で胸を
覆って泣きじゃくるのが精一杯だ。
しかしその腕も後ろ手に回されて縛り上げられ、そんな珠子に対する拷問がいよいよ
開始される。「ひひ、これからお嬢ちゃんは全員に24回づつ鞭打たれるんだ。6発ず
つ4回、これに10人いるから合計240回だよ。お嬢ちゃんが失神や失禁する度に十
打ちづつ割増しだから、ふふっ、可哀想に、打ち殺されなければ良いけどね。」最早乳
房を覆う事もできず、股間を惨めにさらして羞恥と苦痛に泣き悶える珠子に、今度は一
寸法師がいかにも楽しそうに説明する。「そんな…そんな事…許してください…ああっ
…お願い許して…。」その残酷な言葉に泣き悶える珠子の傍らに、手下の一人がグラス
ファイバー製の固くしなやかな鞭、細かな棘の埋め込まれている鞭、細く割られささく
れだった青竹を束ねた鞭、先端に鋲を埋め込んだ9本の皮紐を束ねた鞭、幾つもの結び
目を作った長い皮鞭などを運んでくる。
「ああっ…うああっ…こわいわ…許して…許してください…どうして私こんな目に…。
」珠子はその鞭を脅えた目で見つめながら、そして恐怖に小刻みに震えながら哀願する。
しかし最初のプロレスラーのような巨漢の手下は、青竹を束ねたものを取り上げ、そん
な珠子の哀れな姿に残忍に目をぎらつかせる。「そんなことお前が美人だからに決まっ
ているだろ。」そんな珠子に因果を含めるように言うと、なお哀願しようとする珠子の
腹にまず強烈な一撃を加える。「助けて…ギィエエエーエッ…ウガァアッ…。」珠子は
息の止まりそうな激痛に絶叫しながら体を前に折ろうとする瞬間、青竹はそんな珠子の
臀丘を、乳房を続け様に打ちのめす。「ヒャアアアーアッ…キャアアッ…痛い…助けて
…痛いーっ、ヒイイイィーイッ…うああ…ウギャアアーアッ…キイィッ…お願いやめて
ぇーっ。」全身を打ちのめされ、珠子は泣き悶えながら吊られた右足を中心に無残に回
転し、赤蠍や一寸法師、他の手下たちを喜ばせる。
「おや、お嬢様。バレーでも習ってたのかな。中々の踊りっぷりだ。」次の手下は神
経質そうな小男だったが、彼は楽しそうに言うと、いくつもの結び目のある鞭を、景気
の良い音をたてて珠子の背中に連続して浴びせる。「ヒイイイィーイツ…痛い…助けて
ぇーっ…助けてください、ギャアアアーアッ…ヒィエエーエッ…痛いーっ…お願い許し
て…許してぇーっ。」珠子は休むまもなく、背中の肉が抉られるような激痛に右足で吊
られた体を無残に回転させながら無残に泣きわめき、悲痛な哀願を繰り返す。
次は先端にスパイクを埋め込んだ9本の革紐を束ねた鞭を手にした珠子と同じ年頃の
男だった。「ああ…私もうだめ…お願い許して…珠子を許して…。」それを看取った珠
子は、彼ならば、という思いで泣きながら許しを乞う。しかし彼はそれをまず彼女の美
しい左の乳房に思い切り浴びせる。「キャアアアーアッ…ああっ…ヒィエエッ…痛いっ
…許して…痛いーっ。」珠子の左の乳房は九つの鋲に掻きむしられて鮮血にまみれ、彼
女は体をのけぞらせて絶叫する。そんな珠子の姿に満足そうに、その青年は腹に尻に背
中に容赦ない鞭を浴びせ、珠子は全身をずたずたに掻きむしられる激痛に一層悲痛な声
で絶叫する。「ああっ…助けてください…もうだめ…苦しい…。」それが終わった時、
早くも全身を鞭の条痕でだんだらにした珠子はぐったりとなり、泣きじゃくりながら哀
願を繰り返す。「どうだい、良い気持ちかい。」それを眺める赤蠍は、あのギリギリと
いう歯軋りとともに、一緒にその様を眺める一寸法師に尋ねる。「ああ、全く良い気持
ちだよ。一つ唄おうかね。」「ああ、唄うがいいさ。」赤蠍が受けると、一寸法師は楽
しそうに笑いながら、実に下手な節まわしの安来節を唄い始める。そしてそれは珠子の
悲鳴や哀願と混じり、その場の雰囲気をさらに凄惨なものにする。
しかし哀れな処女の肌に、それも無残に広げられた股間、彼女の最も敏感な処を狙い、
赤蠍自身の振るう鋭い棘を無数に埋め込んだ鞭が飛ぶ。「グギャアアアーアッ…ウギャ
アアッ…ヒイイイィーイッ…。」珠子の口から化鳥のような凄絶な絶叫がほとばしるが、
その鞭は連続してその部分を襲う。「ウギャアアアーアッ…ヒャアアーアッ…痛いーっ
…ヒャアアーアッ…痛いわ…助けて、ギィエエエーエッ…もう…もうやめて…ああう…
ヒイイィッ…お願い許してぇーっ。」鞭は既に条痕に埋められた娘の肌を容赦なく引き
裂いて、新たな血がほとばしり、珠子はのた打ち回って苦悶し、絶叫し、哀願を繰り返
す。しかしそんな珠子の肌に、電流の流れる電気鞭、肌を肉を引き裂いて骨まで食い込
むようなグラスファイバーの鞭、そして骨まで打ち砕きそうな鋼線入りの鞭が次々と浴
びせられる。「ああっ…ヒイイイィーイッ…キィエエエーエッ…ヒイイィーイッ…ああ
う…痛いわ…もう許して、お願い…キィッ…ヒィエエーエッ…誰…誰か助けて…。」六
十打で珠子は全身鮮血にまみれ、白い肌に無数の条痕を刻み付けられ、絶え絶えに哀願
するだけになっている。そして74打目で、珠子の意識はゆっくり遠退いていく。
しかし失神した珠子の下に水を満たしたガラスの水槽が運ばれると、ぐったりとなっ
た令嬢の体がその中に降ろされて顔を水中に沈められる。水の冷たさに息を吹き返した
珠子は最初、何をされたか理解できないように水中で目を見開いていたが、すぐ鼻や口
に流れ込み、呼吸を塞ぐ水に激しく苦悶し始める。艶やかな髪が水中で藻のようにゆれ、
美しい顔が苦痛と恐怖に痛々しく歪み、片足吊りの体が激しく捩れ、左足が必死で空を
蹴る。
「あうう…許して…ああ…許してください、もうだめ…苦しい…お願いもう許して…。
」溺れる寸前に水槽から引き上げられた珠子は苦しげに喘ぎながら哀願を繰り返す。し
かし手下たちは残忍に笑いながら、そんな娘の肌にたっぷりと荒塩と砂をまぶす。「ヒ
ャアアアーアッ…熱いーっ…ヒイイイィーイッ…痛い…痛いーっ、ウギャアアーアッ…
ヒャアッ…何をしたの…ああう…助けて…許してぇーっ。」全身の鞭の条痕に塩が染み、
砂粒が食い込む激痛に、片足吊りの珠子はのた打ち回って泣き狂う。「ひひ、お嬢ちゃ
ん、今度失神したらもっとひどいペナルティをしてやる。だから早く失神してくれよな。
」しかしそんな珠子に、一寸法師は涎をたらさんばかりに言う。しかも鞭はペナルティ
も含め、後百七十以上残っている。
再び珠子の肌に鞭は容赦なく浴びせられ、そして今度は鞭が浴びせられる度、まぶさ
れた砂が傷に食い込み、以前にも増して凄まじい激痛を味合わさせる。「ギィエエエー
エッ…ああっ…ヒイイィーイッ…助けて…グギイイィーイッ…お父さま様…お兄さま助
けて、ヒイイィーイッ…ああっ…ヒイイィッ…もうだめ…キイイイィーイッ…痛いよぅ
…。」珠子はペナルティの恐怖から鞭打ちに懸命に耐えようとする。しかし珠子は直ぐ
に絶叫し苦悶する力も尽き、ぐったりとなって絶え絶えに哀願するだけになってしまう。
しかし赤蠍はそんな珠子の顔を水槽に沈め、彼女を恐ろしい水責にのた打ち回らさせ、
しかもそれは3回も繰り返される。「ああっ…苦しい…苦しいわ…許して…お願いです
…お願い許して…。」「今度は元気を付けてやる。それから少しもったいないが消毒も
ね。」苦しげに哀願する珠子に今度は一寸法師が面白そうに言い、彼女の血まみれの肌
にアルコール分70度もあるウォッカを浴びせる。「キャアアアーアッ…ウギャアアー
アッ…痛い…ギャアアーアッ…熱い…熱いーっ、ああっ…ヒャアアアーアッ…ああ…何
…何をしたの…ギャアアーアッ…お願いやめてぇーっ。」全身の傷にアルコールが染み
込む激痛は塩の比ではない。全身が燃え上がり火だるまになったかのような激痛に、逆
さ吊りの珠子はまるで踊るようにのた打ち回り、咽喉を震わせて絶叫し、その一寸法師
は手を打って囃し立てる様に燥いでいる。
「最後ノ60ダ。精々頑張レヨ。」今度は黒人が棘付き鞭で、肌を条痕に埋め尽くし、
血みどろになって呻く珠子を打ちのめす。黒人だけあって馬鹿力で浴びせられる棘付き
鞭の激痛は、肌が挽肉になるかと思えるほどだ。しかしもう無残に吊るされた珠子は鞭
打たれても、風に舞うボロ布のように翻弄されながら弱々しく呻くだけだ。それでも失
神しそうになると顔を水槽に沈められ、ウオッカを浴びせられ、哀れな令嬢は失神する
事すら許されない。そしてペナルティも含め254の鞭打ちが終わった時、珠子は全身
滴る鮮血と鞭の条痕にまっ赤に染め上げ、ほとんど半死半生になって喘いでいた。
珠子はいったん床に降ろされ、ほんのちょっと休息が与えられただけで再び右足一本
で逆さに吊り上げられる。もちろん左足で恥部を覆うなど思いもよらず、珠子の花芯も、
そして肛門もこれ以上ないほど大胆に、再び目の前の悪魔たちの視線にさらされている。
「ううっ…もう許して…お願いです…許して…ああう…ああっ…許してください…これ
以上いじめないで…。」これだけ恥ずかしい目に合わされても、清純な心と慎ましさを
失わない珠子は、自分のあまりにあさましい姿に、胸のあたりまで赤く染めて哀願する。
しかしそんな珠子の目の前に、赤蠍は鋭く光る銀色の針を突き付ける。
「ああっ…許してください…お願いです…許してください…。」哀れな令嬢は相変わ
らず無残に哀願するばかりだが、赤蠍はやにわに彼女の乳首に針を突き立て、ゆっくり
と左右に貫通していく。「ヒイイイィーイッ…うああ…ヒィエエーエッ…痛…痛いーっ。
」それだけでも脳天まで貫くような激痛に、珠子は無残に吊るされた体をのけぞらせて
絶叫する。「何を…ヒイイィーイッ…何をなさるの…ギャアアーアッ…お願い…お願い
許してぇーっ。」「いや何、今度はお嬢さんに踊りを教えてあげようと思ってな。」さ
らに左の乳房も針で貫通され、可憐な顔を歪めて許しを請う珠子に赤蠍は平然というと、
今度は針を彼女の女そのもの、左右のサーモンピンクの花弁につき立てる。「ああっ…
いやです…お願い許して…ひどい…ひどい事なさらないで、ウギャアアアーアッ…ギャ
アアアッ…ヒャアアーアッ。」たちまち哀れな哀願が、恐ろしい絶叫に代わリ、みじめ
に吊られている体が無残にのた打ち回る。しかし赤蠍は、いよいよ最後の針を彼女の大
きく広げられた体の中心、しっとりと息づくような珊瑚色の突起に突き刺し、そしてゆ
っくりと貫通してしまう。「ギャアアアーアッ…ああっ…ああ…痛いーっ…いやです…
グギャアアアーアッ…痛いーっ…。」女の体の最も敏感なところに走る電撃のような激
痛に、哀れな令嬢は極限まで全身をのけぞらせさらに悲痛な絶叫を張り上げる。
しかしこれさえ下準備に過ぎない。続いて珠子の前に今度は見るからに恐ろしい機器
が運ばれて、そこから伸びる何本ものコードの先端の鰐口が珠子の敏感な肌に突き刺さ
れた針に繋がれる。「ああっ…ああ…許してください…お願いです…お願い許して…。」
しかし哀れな令嬢は苦痛に身悶えながら、何をされるのかもわからず哀願を繰り返すば
かりだ。「ようし、それではまず軽く…。」しかしそんな珠子の哀れな声に赤蠍はさす
がに声を昂ぶらせながら、ゆっくりとパネルを操作する。
「ギャアアアーアッ、ウヒャアアーアッ…ああっ…やめて…お願いやめてぇーっ。」
珠子はその瞬間、コードのはめられた敏感な肌に走る凄まじい衝撃を伴った激痛に全身
をけいれんさせながらのた打ち回って苦悶し、のどを震わせて絶叫しなければならない。
電気責めだった。珠子は、どんな極悪人でも涙を流して許しを乞うという、恐ろしい電
流責めにかけられるのだ。悪魔たちは、こんな残酷な、こんな恐ろしい責めを、まだ十
八歳の清らかで美しい令嬢に加え、その苦悶と絶叫の様を楽しむつもりなのだ。全身の
女の急所を貫く電流は、敏感な肌が焼き切れ全身黒焦げになるような恐怖すら呼び起こ
す。そして赤蠍は片足吊りの美しい令嬢が、釣りあげられたばかりの魚のように激しく
全身を仰け反らせよじらせて苦悶する姿を快さそうに眺めながら電気ショック機を操作
し、電流を彼女の敏感な肌に断続的に流し続ける。「ギャアアーアッ…ああっ…ヒャア
アアーアッ…助けて…助けてください…苦しいわ、ヒイイイィーイッ…つらいわ…もう
…もうだめ…お願い許して…苦しいーっ…ギャアアアーアッ…ギャアアーアッ…ウヒャ
アアアーアッ…。」珠子はさらに全身を凄まじい衝撃が貫き、最後には体を溶鉱炉の中
にでも放り込まれたかのような激痛に、まるで赤蠍に弄ばれるように苦悶しながら絶叫
と哀願を繰り返す。赤蠍は珠子が苦痛に耐え切れず失神する寸前になると電流を止める
ため、哀れな令嬢は失神してこの苦痛から逃れる事もできない。そして全身の痙攣が収
まると、前よりも高い電圧の電流が珠子の美しい体を貫くのだ。
それはたまらないほど残酷で、無残な光景だった。しかし白い蝶のような美しい令嬢
が蜘蛛の巣に搦め取られたようにのた打ち狂う姿こそ、悪魔たちの目にはこの上なく素
晴らしい踊りだった。やがてついに何度めかの電流がきられ、珠子の弛緩した大きく広
げられた股間からは、失禁した尿ばかりか大便までもあふれだす。もちろん珠子はそれ
とわかっていても、どうする事もできない。昨日まで大事に育てられた深窓の令嬢にと
って、男たちの目の前で排泄する姿をさらす事が、どんなにみじめで、どんなに恥ずか
しい事か想像にあまり有る。「おや、お嬢さん、とんでもない事をしているぜ。」「あ
あ、でもこんなに美しいお嬢様でも、だすものはやっぱり臭いんだな。」しかも、ここ
ぞとばかり悪魔たちの嘲りの言葉が、信じられない屈辱にもう許しを乞う言葉もなく泣
き狂う美しい令嬢に浴びせられる。
「ああ…殺して…ひと思いに…ひと思いに殺してください…。」珠子は地獄の屈辱に
泣き悶えるが、しかしホースの水で汚物が洗い清められると今度はあの一寸法師の番だ。
「ふふ、お嬢ちゃん、お前に頼まれなくったってもっとたっぷり可愛がってから殺して
やるよ。ところで今度はこれで責めてあげる。」一寸法師は面白そうにそんな珠子の目
の前に勢い良く体をくねらせる太さが三センチはありそうな蛇を突き付ける。「ああ…
蛇…ヒイイイィーイッ…ヒイイィーイッ…蛇はいや…蛇だけはいやぁーっ。」珠子は蛇
が嫌いだった。たまに庭で見ても蒼白になり、失神しそうになるほどなのだ。それを目
の前に突き付けられた珠子はそれだけで悲鳴をあげる。しかし一寸法師のする事は、子
の幼い想像を絶して残酷だ。「ふふっ、そんなに好きなんなら、お嬢ちゃんにますます
たっぷり味わって貰わなくっちゃ。」しかし一寸法師はそんな珠子の姿に満足そうに微
笑みながら彼女の背後に回る。
そして一寸法師は残忍な笑みを浮かべ、蛇を、何と珠子のまだ電気のショックに弛緩
したままの肛門にあてがう。「な…何を…そんなまさか…。」珠子の顔に狼狽の表情が
浮かぶが、蛇は自分からじわじわと、そんな哀れな犠牲の緩みきった肛門に身を沈めて
いく。「キイイィーイッ…蛇…ヒィッ…ヒイイイィーイッ…蛇はいやぁーっ…ああ…許
して…蛇なんていやだぁーっ、ギャアアーアッ…ああっ…ああ…誰か助けて…いやぁー
っ…お願い助けてぇーっ。」大嫌いな蛇が肛門に侵入しのた打ち回るおぞましさ、恐怖
と屈辱に、珠子はたちまち息を吹き返し狂ったようにのた打ち回り声を限りに泣き叫ぶ。
しかし蛇は確実に彼女の肛門の内側に侵入し、蛇が腸で身を捩る度、哀れな令嬢は次の
瞬間にも発狂しそうな声で絶叫する。「ふふ、でも満更でもなさそうだね。」しかも一
寸法師はその蛇を一気に二十センチ余りも、珠子の体内に侵入させる。「ヒィエエエー
エッ…キィッ…ヒイイィーイッ…いやぁーっ…蛇…蛇はいや…アヒィッ…許してぇーっ。
」珠子は一層激しく仰け反って絶叫すると、ぐったりと気を失ってしまう。
しかし珠子はすぐに気付薬をかがされ、意識を回復させられる。「ああっ…ああう…
蛇が…ヒイイィーイッ…ヒィエッ…蛇はいやぁーっ…いやっ…お願い助けてぇーっ。」
珠子はしばらく呆然としていたが、肛門を蛇に犯されている事実に、やがて前より激し
く狂ったようにのた打ち泣き叫び始める。「ふふっ、ここは底なしだからね。ほうらい
くらだって這入るよ。」しかし一寸法師は面白そうに言いながら、さらに蛇を美しい犠
牲の体内に潜り込ませる。「キャアアアーアッ…ヒイイイィーイッ…そんな…そんな事
いやだ…ああっ…蛇はいやだ…許してぇーっ、ヒイイィッ…お願い許して…蛇はいやぁ
っ…いやぁーっ。」珠子は一層無残に泣き叫び、一層激しくのた打ち回るが、しかしど
んなに激しく身を捩り泣き悶えても蛇は相変わらずゆっくりじわじわと、まさに彼女を
嬲るように哀れな犠牲の体奥深く潜り込んでいく。むしろ珠子は悶える事によりさらに
敏感に蛇を体で感じねばならない。しかしだからといって大嫌いな蛇に犯され、じっと
しているなど不可能だった。
しかし蛇で肛門を嬲られるそんな哀れな令嬢の肌に、再び恐ろしい電流が容赦なく流
される。「キイイイィーイッ、ウギャアアアーアッ…ヒャアアーアッ…苦しいわ…蛇は
いや…苦しいーっ、お願い…お父さま助けてお願い…グヒャアアアーアッ…ギャアアー
アッ…ウギャアアアーアッ…うああっ…ああっ…。」泣き狂う珠子の肛門の内側で、や
はり電流に苛まれる蛇がさらに激しくのたうち、さらに残酷に美しい処女を責め苛む。
「どうだい、珠子さん、電気と蛇に苛まれる気分は。」パネルを操る赤蠍は嬲るように
尋ねるが、哀れな令嬢はそれに答える事もできず、ひたすら魂消える様な声で絶叫し、
哀願し、のた打ち回って苦悶し続ける。珠子は30分以上もの間、残酷な悪魔に思う存
分電気と蛇による残酷な踊りを踊らされ、たっぷりと彼らの目と耳を楽しませる。そし
て哀れな令嬢はほとんど息も絶え絶えになり、脱水症状を起こして全身粉を吹いたよう
になって悶絶してしまう。
珠子が意識を取り戻した時、彼女は既に床に降ろされていたが、しかし後ろ手に縛ら
れたままで、肛門の蛇はそのままに残忍に身をうねらせている。「ヒイイィーイッ…ヒ
ィッ…いやっ…ああう…ヒイイイィーイッ…ああ…蛇はいやです…蛇なんていやぁーっ。
」そのおぞましさに珠子は再び身を捩り惨めに泣き狂い始める。しかし今度は彼女の右
手と右足、左手と左足を一つに縛って各々天井から降りる別の鎖に繋ぎ、そのまま犠牲
の体をあおむけにし、手足を左右に広げながら吊り上げていく。「ああ…ああっ…何を
するの…ヒイィッ…許して…お願いです…許してください…。」やがて珠子は50セン
チほどの高さで極限まで体を開いて花芯の襞一つ一つまでさらけ出し、肛門に盛んに身
をくねらせている蛇を挿入されたまま、無残に身悶え泣きながら哀願していた。
そんな珠子の前に赤蠍が連れてきたのは、何と巨大で童蒙そのもののドーベルマンだ
った。そのドーベルマンは牙をむき出しにし、口からは汚らしい涎を止め処なくしたた
らせている。「ふふ、今度は珠子さん、女になって貰おう。」「ああっ…そんな…お願
い許して…許して下さい…。」赤蠍の言葉に、珠子はいよいよ最も恐れるときが来た事
をしる。珠子の純潔は、やがて現れるはずの最も愛する者にささげるはずのものは、今、
こんな無残な状況で、こんな悪魔たちにより奪い去られるのだ。しかし珠子はまだ誤解
していた。珠子はまだ彼らの内の誰かに犯されるのだと思っていた。もちろんそれです
ら珠子にとっては気の遠くなりそうな恐怖だった。
「それにね、珠子さんはこのドーベルマンと交わるのさ。」一寸法師は無造作にいい、
珠子の美しい目は恐怖とおぞましさに大きく見開かれる。この悪魔は美しく清純な令嬢
を散々いたぶったあげく、ついには犬と交わらせようというのだ。「ヒイイイィーイッ
…犬…ヒィッ…そんな…そんな…。」想像を絶する凌辱の恐怖に、たちまち哀れな犠牲
の口から悲痛な声がほとばしる。「何せあんまりお前が可愛いいからな。初物を誰がい
ただくか手下どもで大喧嘩が始まりそうで、こいつなら誰も文句はないってことでな。」
恐怖に顔を引きつらせる珠子にそれだけ言うと、赤蠍は喉の置くでクックッと小さく笑
う。「それに尻から尻尾もはやして、丁度良いよ。」そして一寸法師も調子を合わせる
て言うと、鎖を放たれたドーベルマンは一声高くほえ、正面から体を極限まで広げてい
る哀れな珠子の上に挑みかかるように覆い被さっていく。「ヒイイィーイッ…ああっ…
いやっ…そんな…そんな…犬なんていやです…お願いいやです、許して…ああっ…ヒィ
ッ…ヒイイイィーイッ…お願いです…犬はいや…お願い許してぇーっ。」もちろん珠子
も身を守ろうと必死で哀願し、泣き狂いながら全身をのたうたせるが、こんな姿で吊さ
れてそれを拒み通すなどできる訳がない。犬の体重が掛かり、体を吊す鎖がギシギシき
しむ中、ドーベルマンの巨大でグロテスクなものは無造作に、そして容赦無く珠子の体
を貫いていく。
「ギャアアーアッ…ああっ…ヒャアアアーアッ…犬…犬が…いやだぁーっ、あんまり
です…ヒイイィーイッ…殺してぇーっ…犬はいや…いっそ殺してぇーっ。」真正面から
犬に貫かれた珠子は全身を狂ったようにのた打たせ、泣き叫び、哀願を繰り返している。
散々いたぶられ、辱められていてもこんな獣に凌辱されるおぞましさ、屈辱はまさに頭
が破裂しそうなほどだ。まして珠子は人一倍羞恥心が強く、慎み深いお嬢様育ちなのだ。
さらに彼女の体はドーベルマンの前足に押しひしがれ、獰猛そのものの顔が目前に迫り、
口から滴る汚らしい涎が美しい令嬢の白い胸にしたたる。「いやぁーっ…犬は…犬はい
やぁーっ…ヒャアアーアッ…ヒャアアアーアッ、ああっ…ヒィッ…いっそ…いっそ殺し
て…いやだぁーっ。」犬に貫かれたまま、珠子は無残に狂い泣き続けるが、しかしどん
なに悶えても、むしろ犬に犯されている事をより意識させるだけだ。一方、犬はそんな
珠子の抵抗を無視するかのように、低く喘ぐように唸りながら激しく腰を動かし哀れな
犠牲を責め立てていく。しかもまだ肛門で蠢く蛇が、さらに残酷に哀れな令嬢を責め立
て、あの一寸法師の歌う安来節がまさに地獄の陰惨さを醸し出す。そしてそれに一寸法
師の歌う、あの安来節が混じる。
「うぐぐっ…ムグウウウッ…グゥエッ…ああう…あううっ…ングゥエエエーエッ…。」
珠子はうつぶせにすると、手足を、そして髪も一緒に背中で一つに縛り合わせる逆さ海
老に縛り上げられた逆海老で天井から吊されて呻いていた。そのうえ彼女は腰には一つ
20キロはありそうな鉄の錘を二つもぶら下げられ、無残に反り返った背骨が砕け、捩
じ上げられた手足が胴から毟り取られ、全身が粉々になりそうな激痛に無残に苛まれる。
これだけでも世間知らずで、清らかで美しい、そしておぞましいドーベルマンに純潔を
奪われたばかりの珠子には地獄の責め苦だったろう。しかしそればかりか珠子はそんな
無残な責めにあいながら、赤蠍の手下たちに前後から凌辱されていた。もうどのくらい
この姿勢で犯されたのだろう、美しい顔は白濁した異臭を放つ粘液にまみれ、それは股
間からも滴っている。
「へへっ、犬なんかとやった後でも可愛がってやるんだ、感謝しろ。」「もっとしっ
かり舌を動かせ。噛み付いたら目玉を刳り出してやるぜ。」しかし二人の悪漢はそんな
無残な令嬢の様さえ楽しみながら、一方的に珠子を責め立てている。もちろん珠子に快
感めいたものなどあろうわけがなく、あるのは苦痛と屈辱とおぞましさだけだ。おぞま
しい肉塊で口を塞がれている珠子は、哀願することも泣き喚くこともできず、ただひた
すら舌を動かしながら、この責めが一刻も早く終わることだけを願っている。しかし手
下たちは一回ではあきたらず、2回、3回と普段なら目にするのさえ難しい美しい令嬢
をいたぶり抜いていく。
「ああ…ああう…ヒイイイィーイッ…許して…お父さま助けて…苦…苦しいわ、うあ
あ…ヒイイィーイッ…お願いです…死んでしまう…うぐぐ…お願い許して…。」一体何
人の男に犯されたのだろう、何人の男におぞましい惨めな奉仕を行ったのだろう、珠子
は全身白濁したものにまみれさせ、空中で揺れながら悲痛な声で哀願していた。「何だ、
この程度でだらしない。」しかし赤蠍たちにはこれですらまだ手始めに過ぎない。「ふ
ふん、珠子お嬢様、今度は温めてあげよう。」赤蠍は面白くてたまらないように言うと、
そんな無残に苛まれる珠子の肛門から腸の奥にゴムホースを潜り込ませる。「ヒイイィ
ーイッ…何…何をするの…ああっ…お願い許して…許してください…。」それだけで珠
子は恐怖に美しい顔を歪めて哀れな声で許しを乞う。しかし赤蠍は例の如くまだ十八歳
の令嬢の想像をはるかに絶して残酷だ。赤蠍は不気味な笑みを浮かべ哀れな犠牲の腸に
直接、何と沸騰している熱湯を注入し始める。
「キャアアアーアッ…ギャアアーアッ…熱いーっ…何をしたの…熱いわ…ウヒャアア
アーアッ…お願い助けてぇーっ、ヒャアアアーアッ…ああう…誰か助けて…ギャアアッ
…熱いーっ…許してぇーっ。」珠子は腸が熱湯に焼け爛れる凄まじい激痛に、ひたすら
惨めに泣き叫び絶叫する。そして逆さ海老に吊られている事がその苦痛を凄まじくする。
そして初々しく美しい娘のそんな無残な姿だけでも、残酷な悪魔を喜ばせるには十分だ。
「珠子さん、裸で寒いだろう。だから体の内側から温めてやるんだ。」赤蠍はそんな珠
子を嘲りながら彼女の体内に容赦無く熱湯を送り込み、2千CCを超えると、大きく反
り返る珠子の腹が目に見えて膨らんでくる。それに伴い、珠子は内臓の焼け爛れる激痛
に加え、他の臓器が圧迫され押し潰されるような凄絶な激痛に責め苛まれねばならない。
「ギィエエエーエッ…ヒイイィッ…苦しい…ヒイイイィーイッ…ああっ…お願い助けて、
キャアアアーアッ…うああ…おなか…おなかが裂けそう…ウギャアッ…ヒャアアーアッ
…もう許して…苦しいーっ。」珠子は全身脂汗にまみれいよいよ苦しそうに泣き叫ぶが、
しかし熱湯はどんどん彼女の腸の中に流れ込んでくる。「まだ3千7百CCじゃないか、
珠子さん。少なくとも6千CCはいれてやるからな。」しかし赤蠍は注入量を確認しな
がら、惨めに泣き狂う哀れな犠牲を嘲るように言う。
4千CCを超えると反り返った珠子の腹部が妊娠したように膨れ、彼女は注入される
十CCごとに倍になるような苦痛に苛まれる。もちろん残酷な逆海老吊りは苦痛を一層
凄まじいものにし、同時に彼女の姿を一層凄絶にする。「ううっ…うぐぐ…助けてぇー
っ…お父様…お父様苦しいわ、ヒイイーイィッ…うああ…お願い助けて…苦しいよう…。
」もう珠子は残酷過ぎる苦痛に泣き叫ぶ事ももちろん苦悶する事もできず、脂汗と涙、
涎に美しい顔をクシャクシャにし、苦しげな哀願を繰り返すばかりだ。それでも容赦な
く注ぎ込まれた熱湯が6千CCを超えると、半失神状態の珠子の視線は宙を彷徨い、口
からはよだれがしたたり始める。
「珠子さんもうだめなのか。じゃ違う物を入れてやろう。」そんな珠子に楽しげに言
う赤蠍は、続いて薄めた塩酸を彼女に注入し始める。「ギャアアアーアッ…ウギャアア
アーアッ…助けてぇーっ…痛い…キイィッ…何をしたの…痛いーっ、ギィエエエーエッ
…ヒャアアッ…苦しいっ…グギャアアーアッ…お願い助けてぇーっ。」内臓は熱より化
学的な反応に鋭敏なのだ。しかも今の珠子の腹は熱湯に焼け爛れている。薄めてはあっ
ても塩酸はそんな腸の内側を残酷に刺激し、内臓全体が無数の錐で抉られ穴だらけにな
るような凄絶な激痛に、珠子は薄れかけていた意識を回復し、獣のような声で絶叫する。
しかし赤蠍はそんな犠牲の無残な姿を楽しみながら、結局彼女の体内に千五百CCの塩
酸を注入してしまう。「ううっ…うぐぐ…苦しい…お父様助けて…お願い誰か助けて…。
」そしてその時、8千CC近い熱湯と塩酸に腹を臨月の様に膨らませ、逆海老に吊され
た珠子はぐったりとなり、凄絶な姿で息も絶え絶えに呻いていた。
しかしそんな珠子への責は容赦なく続く。「どうだい珠子さん。苦しいか。」赤蠍は
極限の責め苦に苛まれる珠子に面白そうに尋ねる。「うああ…苦しい…ヒイイィーイッ
…お願いです…お願い助けて、もうだめ…ううっ…体…体が裂ける…許してください…。
」珠子は美しい顔を脂汗にまみれさせ、半ば喘ぐように哀願を繰り返すが、そんな哀れ
な犠牲の姿こそ残酷な悪魔たちを刺激するのだ。赤蠍は鋼線入りの鞭で大きく仰け反っ
た珠子の乳房を思い切り打ちのめす。「キャアアアーアッ…ウギャアアーアッ…痛いー
っ…ああう…痛いーっ。」縄の間から突き出す乳房が毟り取られそうな激痛に、珠子は
人間離れした声で絶叫する。同時にグロテスクに吊られた体が大きくゆれながら回転し、
手足や腰にまで凄まじい激痛が貫く。しかし鞭は続いて哀れな令嬢の股間に浴びせられ、
三打目は下から無残に膨らんだ腹に炸裂する。「ギャアアアーアッ…ギャアアアーアッ
…痛いわ…ヒィエッ…痛いーっ…許してぇーっ、キイイイィーイッ…ヒイイィーイッ…
グヒャアアーアッ…お願い助けて…。」続いて柔らかな内腿に、腹や肩にまで処構わず
鞭を浴びせられる珠子は、凄絶な絶叫を繰返していたが、5分後、ぐったりとなり、ほ
とんど絶え絶えに呻くだけになってしまう。
その時テントに入ってきた手下の一人が、鞭を手にしたままの赤蠍に何事かささやく。
「ほほう、そこまで増えたか。」それを聞いた赤蠍の顔に、何とも言えぬ残忍な笑みが
広がる。「そいつはでかしたぞ。褒美にこの娘を好きにさせてやる。」赤蠍が言うとそ
のしかし今度は偽探偵が手下は下卑た笑いを浮かべ、逆海老に吊られて無残に呻いてい
る珠子に背後から歩み寄る。そして手にしたライターに点火して炎を大きくすると、そ
れで珠子の大きく広がった花芯をゆっくり炙りはじめる。
「ああっ…熱いっ…ギャアアアーアッ…ウギャアアーアッ…熱い…助けて…熱いーっ。
」女の部分を直接炙られる珠子の口から悲痛な絶叫が迸り、極限まで苛まれている体が
苦しげにのたうつ。縮れ毛が焼け焦げる異臭が漂うが、それでもなお手下はじっくりと
哀れな犠牲の股間を炙り続ける。「ヒャアアアーアッ…ああっ…ギャアアーアッ…助け
て…熱いーっ…熱いーっ。」珠子は無残に泣き狂い続け、やがて肉の焼ける匂いが漂い
だすころ、やっと手下はライターの炎を消す。
しかしその手下は下卑た笑いを浮かべたまま下半身裸になると、自分が炙り焼きにし
たばかりの処に硬直した肉塊をねじ込んでいく。「何…何を…ギャアアアーアッ…ウギ
ャアアーアッ…何と言う事を…。」最初、珠子は自分にされていることが信じられない。
しかしすぐに焼け爛れた処を犯される激痛に、悲痛な声で泣き狂い始めるが、手下は容
赦無く腰を激しく前後に動かし始める。「ああっ…痛いーっ…キイイィーイッ…ギャア
アーアッ…痛いっ…誰か助けてぇーっ、ヒイイィーイッ…お願い助けて…ああ…ああっ
…痛いよーっ。」それに従い珠子の絶叫は一層激しくなる。もちろんこんな姿で犯され
る屈辱と惨めさはどうしようもない。「へへへ、どうだ、お嬢さん、焼けたあそこを犯
される気分は。」手下は面白そうに尋ねるが、無論珠子に快感など微塵もない。あるの
はただ激痛とおぞましさ、屈辱だけだ。「ウギャアアアーアッ…ああっ…ヒイイィーイ
ッ…痛いーっ…許してください、あぐぐ…ヒィエエーエッ…お願い…お願い許して…痛
いーっ。」珠子はさらに無残に狂い泣き続けていたが、ついにその声もとだえる。余り
の苦痛、余りのおぞましさについに失神してしまったのだ。
しかしその手下はまだ珠子を許さない。彼は他の手下たちに犯し続けている珠子の左
右の乳首を、同時にライターの炎で焙らせる。「ああっ…ああう…熱い…熱いーっ…ギ
ャアアアーアッ…ヒィッ…アギイイイィーイッ…。」やがて珠子は喘ぎながら目を覚ま
し、そしてすぐに恐ろしい声で絶叫しはじめる。「ふふ、せっかく俺様が可愛がってや
ってるのに寝てちゃだめじゃないか。」「グャアアアーアッ…やめて…ああう…キイイ
ィーイッ…ヒィッ。」そして手下の楽しげな声と珠子の無残な絶叫が交差する。「おい、
面白そうだから後から代わってくれ。」「ああ、中々良いぜ。後からたっぷり可愛がっ
てやれ。」さらに他の他下からも声が飛び、その男も腰を動かしながら心の底から楽し
そうに応じる。
手下がやっと体から離れた時、珠子は逆海老に吊られたまま、半死半生といった有様
で、ぐったりとなって喘いでいた。しかしそんな珠子に強壮剤が注射される。「ああっ
…許して…もう…もうだめなの、お願いです…助けて…助けてください…。」やがて珠
子は再び哀願し始めるが、それを確認した赤蠍はさらに恐ろしい拷問を加える。「珠子
さんさぞ苦しいだろうな。悲しいだろうな。だが我々は可愛いい女の子を苦めるのが大
好きなのさ。」赤蠍は不気味に笑いないら言うが、哀れな令嬢は苦痛と恐怖に脅え慄く
ばかりだ。「今度は駿河問だ。これは日本の古典的拷問だが江戸時代でさえ滅多に行わ
れなかったほどの残酷な拷問なのさ。だから簡単に失神されたらつまらんからな。ふふ、
それにしてもどんな声で泣くかな。」さらに一寸法師は楽しくたまらないように言うと、
珠子の鼻に失神防止用にアンモニアをたっぷりしませた脱脂綿を捩じ込む。
次に珠子の逆海老に吊られている体が、手下たちの手により右に右にと回されていく。
「ああっ…ああ…許してください…苦しいわ…ううっ…怖いわ…お願いです…許して…。
」珠子は一層高まる恐怖に泣きながら許しを乞うが、彼女は構わず回されていき、やが
て吊す縄に二重三重のこぶができ、これ以上回らなくなってしまう。「あうう…許して
…ひどいことしないで…お願い許して…。」「さあて、いよいよ楽しいメリーゴーラン
ドの始まりだ。」それがどんな恐ろしい責めかも知らず、ただ苦しそうに、口から涎を
したたらせながら喘ぐばかりの珠子に赤蠍が言うと同時に、手下たちは一斉に彼女を支
える手を離す。と、グロテスクに、残酷に吊られている珠子の体が、最初はゆっくりと、
しかし確実に速度をあげながら回転しはじめる。
回転し始めた最初の極ゆっくりした回転でさえ、珠子の全身に関節と言う関節がばら
ばらになり、内臓が口から押し出されそうな激痛が貫く。「キイイイィーイッ…ウギャ
アアーアッ…やめて…ああっ…あぐぐ…ヒィエエッ…お願いです…お願い止めてぇーっ、
ヒイイィーイッ…苦…苦しいーっ…ヒイイィーイッ…ウギャアアッ…ヒイイィーイッ…。
」そして珠子の悲痛な絶叫と哀願が連続して迸り辺りの空気を震わせる。しかし回転速
度はそんな哀れな娘を無視しますます早くなり、それに従い珠子の全身に走る激痛も、
加速度的に凄まじさを増す。
やがて珠子はまるで独楽の様に、凄まじい速度で回転し始める。それは見るからに凄
まじい拷問だった。珠子は誘拐されるまで何の苦労も知らないお嬢様だった。そんな珠
子の腰は40キロの錘が下げられ、体内には七千CCもの熱湯や塩酸が注入されている。
それはまさに地獄そのものの責め苦だった。肉をこま切れに切り刻み、骨が粉々に砕け、
関節が粉砕され、神経繊維がずたずたにされて体から引き抜かれ、内臓も擦り潰されて
全てが巨大な手でこねまわされて口から押し出されそうな激痛が全身を縦横に貫く。も
ちろん珠子はもう哀願などできはしない。ただ限界を超えた激痛に、人間離れしたかん
高い笛の音のような絶叫だけが部屋の空気を震わせる。「キイイイィーイッ、ヒイイィ
ーイッ…ヒイイイィーイッ…アヒイイィーイッ。」さらに残酷過ぎる責め苦は平衡感覚
までもタズタにし、珠子は自分がどうなっているのか、何をされているのかも分からず、
ただ体内に充満し、頭が破裂しそうな激痛に声を限りに泣き叫ぶばかりだ。やがて失禁
した尿がスプリンクラーのようにあたりに撒き散らされるが、失神寸前になった珠子は、
それにさえ気が付かない。
しかし縄が完全に解けて今度は逆に巻き込まれていくに従い、珠子の回転する速度は
徐々に緩やかになりやがて止まる。「ああっ…あぐぐ…苦しいよう…助けて…助けて…。
」しかし苦るしげに哀願する珠子の体は、次の瞬間、その反動で逆方向に回転し始める。
「キイイイィーイッ…キイイイィーイッ…ヒヒッ…ヒイイィーイッ…。」その衝撃に珠
子の口から一際高い絶叫がほとばしり、同時に哀れな犠牲は残酷な現実に引き戻される。
そして哀れな、美しい令嬢が残酷に苛まれる凄絶な姿はさらに残忍で、無残で、人の皮
を被った悪魔たちをたっぷりと楽しませる。しかも反転は何度も繰り返され、極限の苦
痛でさらに残酷に哀れな犠牲を責め苛む。そして回転がようやく止まった時、珠子は口
から鮮血が赤い糸を引いて喘いでいる。
しかし赤蠍は容赦しない。「ふふ、どうやらまだ持ちそうだな、お嬢様。構わんから
もう一回回してやれ。」赤蠍の言葉と同時に、またも無数の手が無残に吊られている珠
子の体を回し始める。「ヒイイィーイッ…いやぁーっ…そんな…ああ…ああっ…そんな
…やめて、ヒイイイィッ…いやだ…私…私死んでしまう…いやぁーっ。」これ以上責め
られれば本当に死んでしまう。そんな恐怖に珠子は喘ぎながらも悲痛な声で許しを乞う。
しかしまたも回されるだけ回されて、手が離れた珠子の体は凄絶な絶叫とともに凄まじ
い速度で回転し始める。そしてその回転が止まった時、哀れな珠子は白眼を剥き、唇か
ら鮮血を滴らせて完全に悶絶していた。
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